栽培管理支援システム ver.1.0

基肥窒素量の調整判断支援(寒冷地向け)

 湛水前の土壌乾燥によって湛水後の窒素無機化量が増える現象を「乾土効果」といいます。乾土効果は圃場本来の排水性や管理状況(明・暗渠、溝切りの有無、稲わらの処理方法など)の違いによっても変化しますが、気象の年次変動と圃場の窒素肥沃度に大きく依存します。
 そこで、本コンテンツでは、気象データと先行降雨指数モデルを利用して春先の土壌水分状態を推定するとともに、生産履歴情報から圃場の窒素肥沃度を推定し、乾土効果に基づく基肥窒素量の調整判断支援を行う機能です。
 ただし、窒素減肥量の妥当性を裏付ける十分なデータが得られていません。実際に圃場の水分状態を確認するとともに、土壌診断と併用するなど、参考情報としてご使用ください。

利用手順:

  1)[各種設定]→[圃場登録]で圃場の位置情報を登録してください。
  2)[各種設定]→[作付け登録]で圃場の作付け情報を登録してください。
  3)[栽培支援情報]→[水稲]をクリックしてください。
  4)画面左側の情報一覧から[基肥窒素量の調整判断支援]をクリック
    してください。
  5)「圃場(北緯39.3333度以北)」をプルダウンメニューから選択した後、「生産履歴」※と「入水予定日」を入力し、
    [診断]をクリックしてください。
  6)[乾土効果診断]タブをクリックしてください。土壌水分状態を表す先行降雨指数の推移が表示されます。
  7)別の圃場、年のグラフを表示する場合は、[調整診断]タブに戻って、調整診断をやり直してから
   [乾土効果診断]タブをクリックしてください。
  ※生産履歴:精玄米収量、白米タンパク質含有率、基肥窒素量の3項目で、省略すると既定値が適用されます。

関連資料
井上聡ら(2016)乾土効果評価のための土壌水分指標APIと水熱係数の関係.日本農業気象学会2016年全国大会講演要旨 90.
北海道立上川農業試験場ほか(2006)生産情報に基づく水稲の成熟期窒素吸収量推定と施肥設計への応用.北海道立総合研究機構 農業研究本部 研究成果
北海道農政部(2015) 乾土効果に対応した窒素の減肥量.「北海道施肥ガイド2015」.26.