栽培管理支援システム ver.1.0

小麦栽培支援情報-収穫適期予測

 収穫前の小麦が雨に濡れると、粒の退色、倒伏等による品質低下が起こり、さらに甚だしい場合は穂の状態で種子が発芽してしまう「穂発芽」が発生し、一等比率の大幅な低下の主要因となる可能性があります。これを避けるには、収穫が可能になった時点で速やかに刈り取ることが必要です。一方で、圃場で子実水分を十分に低下させてから収穫することは、乾燥コストの低減や高水分収穫による品質の低下防止に有効です。
 そこで本コンテンツでは、収穫作業のスケジュールを決定するための支援情報として、
①「小麦栽培支援情報-発育予測」で予測された開花日を起点として、収穫の目安となる子実水分の推移を予測し、コンバイン収穫が可能な30%以下になった日を“収穫開始日”として表示します。
②開花日以降の登熟期間の気象条件から、穂発芽が発生する危険度を予測し、危険度に応じて判定結果を3段階で表示します。

利用手順:

  1)[各種設定]→[圃場登録]で圃場の位置情報を登録してください。
  2)[各種設定]→[作付け登録|小麦]で圃場の作付け情報を登録してください。
  3)[栽培支援情報]→[小麦]をクリックしてください。
  4)画面左側の情報一覧から[子実水分]をクリックしてください。
  5)[実行] をクリックしてください。
  6)[グラフ]をクリックすると水分の推移が表示されます。

  ※穂発芽危険度は、子実水分が45%になるまでは表示されません。
  ※穂発芽危険度の数値は、潜在的な危険度を表したものであり、実際の発芽率の予測値とは異なります。

関連資料
中園江・大野宏之・吉田ひろえ・中川博視(2013)登熟段階別の気象要因がコムギの穂発芽発生に及ぼす影響.日作紀82(2),183-191
中園江・大原源二(2010)気象データによるコムギ子実含水率の簡易推定法.日作紀79(4), 506-512
中園江・井上君夫・脇山恭行・大原源二(2006)コムギの登熟過程の温度反応に基づく生理的成熟期と子実含水率の推定法.日作紀75, 526-534.